白ニキビが悪化!炎症を起こして赤ニキビに発展してしまった
白ニキビが大量発生し、いくつかを治すことが出来ずに悪化させて炎症させてしまった。
そんなときには次善の策。つまり、炎症性のニキビの内に治して跡を治さないように考えていくことが大事になります。
(本日の記事は昨日の続きです。昨日のブログ記事はこちら→「白ニキビ大量 炎症を起こす前に治す!」)
とはいえ出来ることは白ニキビ対策とほぼ同じです。
「スキンケア+治療薬」
これが対処方法のベースとなります。今回は特に使っていく薬を中心に解説していきたいと思います。
炎症を起こした赤ニキビには抗生物質
炎症を起こしてしまった赤ニキビ対策では使っていく治療薬の種類が白ニキビの場合とは変わってきます。
昨日の記事で白ニキビには皮脂詰まりを解消する効果がある「ディフェリンゲル」を使用すると良いと説明しましたが、炎症性のニキビに悪化してしまった以上、炎症を抑えるような薬を使用していかなければいけません。
さらに繁殖してしまったアクネ菌を殺菌するための殺菌作用も必要となってきます。
そんな炎症性のニキビに効く治療薬の代表格は「抗生物質」です。
「ダラシン」や「アクアチム」、「ゲンタシン」が特に有名で多くの方に使われています。
さらに、抗生物質ではありませんが2015年4月から保険適用内で処方が開始された「ベピオゲル2.5%」も、主成分に過酸化ベンゾイルが使われておりとても注目されています。
これらの炎症を抑えるための効果が期待できる薬を炎症性のニキビには使っていきましょう。皮膚科で診察を受ける事で白ニキビに効果的なディフェリンゲルと合わせて、症状や肌に合わせて最適な薬を処方してもらえると思います。
抗生物質の注意点
しかし、抗生物質には一点だけ注意点があります。
それは使い続けると耐性が出来るという点です。
今あるニキビを抑えることは出来ても、新しいニキビを繰り返してしまうとそれにつれて段々と効果が期待できなくなってしまうのが抗生物質の弱点です。
症状を予防するという観点にも立って同時に対策を行っていくことが必要になってくるんですね。
赤ニキビが増えても皮膚科で薬をもらえば良いと考えていると、長い目でみた時に治らなくなる心配があるんですね。
ニキビ予防は毎日のスキンケアで
そこで出番となるのが化粧品を使ったスキンケアというわけです。
しっかりとお肌に合った化粧品を使ってスキンケアを行っていくことで、新たなニキビが出来ることをなるべく予防することを目指しましょう。
予防は化粧品を使ったスキンケアの本来の役割だし、二度と症状を繰り替えさないためにお肌に合った化粧品選びを行っていくことが大切になります。
スキンケアによる予防と、薬による治療のコンビネーションで炎症性のニキビの内に今度こそ対処して治していきたいですね!
しっかりと両者の役割を押さえて治療を行っていくことが出来れば、今あるニキビを抑えつつ新たな症状の発生を予防出来て、根本的にニキビに強い美肌を作っていくことにもつながっていきますよ。
また、皮膚科で診察を受ける時間がなく処方薬を入手出来ない場合には、薬局やドラッグストアで購入可能なオロナイン、クレアラシル、ペアアクネクリーム、ビフナイト、テラコートリルなどの市販薬でもじゅうぶんに効果的です。
まずは赤ニキビを治すための薬と化粧品をしっかりと揃えることが白ニキビ対策のスタート地点です。ニキビの進行具合に関係なく肌に合った化粧品さえ見つけてしまえば対策は想像以上に簡単に進んでいくものですよ。