白ニキビを早く治す洗顔・保湿
白ニキビが大量発生してしまったら、
①悪化して炎症を起こす前に確実に治すための対策を行う
②炎症を起こしてしまったら跡になる前に治すための対策を行う
この2ステップを確実に実行していくことで、重症化だけは何とか避けるようにしていかなければなりません。
出来れば①の段階でスムーズに白ニキビを抑えることが出来れば理想的です。
①については白ニキビが出来る原因が「毛穴の皮脂詰まり」である以上、まず考えるべきは洗顔をベースとしたスキンケアによる毛穴ケアです。
それに合わせて皮膚科で診察を受け、皮脂の分泌を抑える「ディフェリンゲル」という薬を処方してもらいスキンケアのあとに使用していきます。
薬とスキンケアの組み合わせをしっかりと行っていくことで白ニキビケアもより盤石になります。
でも、中には洗顔スキンケアと皮膚科通いで簡単に対応できていれば話は早いと思っている方もたくさんいると思います。
それで治らないから困っているんだ!と思いますよね。
そんな場合にもう一つ考えるべきは「保湿ケア」です。
スキンケアを継続して行っているにも関わらず症状が悪化してしまうという方のほとんどは、洗顔でお肌を乾燥させてしまっているだけだと思います。
保湿が大事って言うと化粧水や乳液を使ったケアをイメージしてしまいがちですが、実は洗顔料自体の優しさがとても大切だったりします。
ニキビといえば脂というイメージが強いだけに、洗顔料選びに特に力を入れて、洗浄力が強力な洗顔を選んで、洗顔の際も時間をかけて丁寧にゆっくりと顔を洗うという方法を選択してしまっても無理もありません。
でも、そもそも使っている洗顔料が本当にダメージ肌に優しいタイプであるかどうか?これほど大切なことはありません。
そして、正しい洗顔料を選べた上で、洗顔に心を込めるのと同じくらい保湿ケアも心を込めて行っていくことが大切になってくるんですね。
化粧水選びの段階ではしっかりと浸透力を重視してチョイスしていくことが必要になってきます。
しっかりと浸透していると感じられるベストな化粧水を選択できていますか?
保湿ケアでバリア機能をしっかりと形成し、外部刺激から肌を守り、乾燥を防ぐことはとても大切です。
ニキビケアでは毛穴ケアと同等に保湿ケアにもクオリティが求められます。
特に乾燥肌の方のニキビケアでは保湿の重要度はさらに増してきます。
(顎や頬などのフェイスラインは乾燥しやすく白ニキビが大量発生しやすいので注意が必要です!)
保湿を行ったにも関わらず乾燥を感じる場合には重ねて化粧水でカバーするなど、臨機応変に適切な対処を行うことも必要となってきます。
洗顔で乾燥させず保湿でさらに潤いを
何より、毛穴ケアと保湿ケアをしっかりと両立させる化粧品選びが必要となってきます。
この2つは両立させることが難しく、それだけに乾燥肌の白ニキビに悩む方が増えてきてしまっているのだと思います。
ニキビ用というと洗顔料は洗浄力が強力なものが多いし、そういったものを使っている方が多いんですね。
もっと優しくて使い心地の良い洗顔料を使っていかないと乾燥を悪化させてしまうだけで、スキンケアを行っているのに症状が悪化してしまうという悪循環にもはまりかねません。
既に乾燥とニキビというW症状を併発してしまっているという方は、大人ニキビ用の化粧品を使って早急に対処を行っていきましょう。
大人ニキビ用の化粧品は、文字通り大人の乾燥肌の方でもできるニキビケア化粧品です。
優しいんだけどしっかりと毛穴汚れを落とす一方で強力な保湿力で潤いをお肌に閉じ込めます。
大量発生した白ニキビを初期段階の内に治すためにも優れているので、大人ニキビ用の化粧品を使用して根本的にニキビに強いお肌を作っていきましょう。
次に対処が遅れて炎症を起こしてしまった場合の治療方法について見ていきましょう。
白ニキビが悪化!炎症を起こして赤ニキビに発展してしまった
白ニキビが大量発生し、いくつかを治すことが出来ずに悪化させて炎症させてしまった。
そんなときには次善の策。つまり、炎症性のニキビの内に治して跡を治さないように考えていくことが大事になります。
とはいえ出来ることは白ニキビ対策とほぼ同じです。
「スキンケア+治療薬」
これが対処方法のベースとなります。今回は特に使っていく薬を中心に解説していきたいと思います。
炎症を起こした赤ニキビには抗生物質
炎症を起こしてしまった赤ニキビ対策では使っていく治療薬の種類が白ニキビの場合とは変わってきます。
昨日の記事で白ニキビには皮脂詰まりを解消する効果がある「ディフェリンゲル」を使用すると良いと説明しましたが、炎症性のニキビに悪化してしまった以上、炎症を抑えるような薬を使用していかなければいけません。
さらに繁殖してしまったアクネ菌を殺菌するための殺菌作用も必要となってきます。
そんな炎症性のニキビに効く治療薬の代表格は「抗生物質」です。
「ダラシン」や「アクアチム」、「ゲンタシン」が特に有名で多くの方に使われています。
さらに、抗生物質ではありませんが2015年4月から保険適用内で処方が開始された「ベピオゲル2.5%」も、主成分に過酸化ベンゾイルが使われておりとても注目されています。
これらの炎症を抑えるための効果が期待できる薬を炎症性のニキビには使っていきましょう。皮膚科で診察を受ける事で白ニキビに効果的なディフェリンゲルと合わせて、症状や肌に合わせて最適な薬を処方してもらえると思います。
抗生物質の注意点
しかし、抗生物質には一点だけ注意点があります。
それは使い続けると耐性が出来るという点です。
今あるニキビを抑えることは出来ても、新しいニキビを繰り返してしまうとそれにつれて段々と効果が期待できなくなってしまうのが抗生物質の弱点です。
症状を予防するという観点にも立って同時に対策を行っていくことが必要になってくるんですね。
赤ニキビが増えても皮膚科で薬をもらえば良いと考えていると、長い目でみた時に治らなくなる心配があるんですね。
ニキビ予防は毎日のスキンケアで
そこで出番となるのが化粧品を使ったスキンケアというわけです。
しっかりとお肌に合った化粧品を使ってスキンケアを行っていくことで、新たなニキビが出来ることをなるべく予防することを目指しましょう。
予防は化粧品を使ったスキンケアの本来の役割だし、二度と症状を繰り替えさないためにお肌に合った化粧品選びを行っていくことが大切になります。
スキンケアによる予防と、薬による治療のコンビネーションで炎症性のニキビの内に今度こそ対処して治していきたいですね!
しっかりと両者の役割を押さえて治療を行っていくことが出来れば、今あるニキビを抑えつつ新たな症状の発生を予防出来て、根本的にニキビに強い美肌を作っていくことにもつながっていきますよ。
また、皮膚科で診察を受ける時間がなく処方薬を入手出来ない場合には、薬局やドラッグストアで購入可能なオロナイン、クレアラシル、ペアアクネクリーム、ビフナイト、テラコートリルなどの市販薬でもじゅうぶんに効果的です。
まずは赤ニキビを治すための薬と化粧品をしっかりと揃えることが白ニキビ対策のスタート地点です。ニキビの進行具合に関係なく肌に合った化粧品さえ見つけてしまえば対策は想像以上に簡単に進んでいくものですよ。
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