白ニキビと赤ニキビが混在している
白ニキビと赤ニキビの両方が混在した症状に悩んでいる方は多いと思います。
白ニキビは毛穴に古い角質汚れが詰まることでできる「閉鎖コメド」で、まだ炎症を起こしていない状態です。一方で赤ニキビは毛穴の中に溜まった皮脂汚れをエサとしてアクネ菌が繁殖することで発生する炎症性の症状です。
白ニキビが悪化して、(場合によっては黒ニキビの症状を経て)、赤ニキビへと進行していくんですね。
ニキビ肌に長い間苦しめられている方にとっては、白ニキビだけ、赤ニキビだけ、という方が珍しく、普通は両方の症状が顔中に表れてしまっているケースが大半だと思います。
白ニキビが大量発生する限り赤ニキビもなかなか減っていかないし、赤ニキビの内のいくつかが黄ニキビに悪化してしまったり、ニキビ跡が残る可能性も高まってしまいます。
白ニキビと赤ニキビの両方に対応出来るスキンケアと治療薬を行っていくことで、出来るだけ早く対処していくことを目指していきましょう。
抗菌作用を持つスキンケアを
まずは基本となる予防ケアからです。予防さえ出来るようになれば今出てしまった症状を治せばそれで終わりなので、化粧品を使った予防ケアこそ一番大切です。逆に予防が出来なければ症状を繰り返すだけになってしまいます。
白ニキビと赤ニキビの両方が混在した肌ケアでは、抗菌作用を持つ化粧品を選ぶことがポイントとなります。
多くのニキビケアには毛穴汚れを落とす作用と、有効成分として抗炎症作用を持つ成分が含まれており、一応は白ニキビにも赤ニキビにも対処出来るように作られています。
とはいえ、それでは数多くある選択肢から決めることが出来なくなってしまいそうです。そこで決め手となるのが抗菌作用を持つか否かとなってくるというワケなんですね。
毛穴の中で繁殖したアクネ菌も撃退出来るような化粧品を使っていくことで、さらに効果的に白ニキビと赤ニキビの双方をケアしていきましょう。
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効果的な治療薬
次に皮膚科で処方してもらえる治療薬についてです。皮膚科で診察を受ければ皮膚科医の先生が症状に合わせて適切な薬を処方してもらえると思いますが、おそらく白ニキビに効果的な角質剥離作用を持つディフェリンゲルと、炎症を鎮めてアクネ菌を殺菌する抗生物質の組み合わせてで処方してもらえる可能性が高いと思います。
あるいは2015年4月から保険適用内で処方が開始されたばかりのべピオゲル2.5%を処方してもらえるかもしれません。ベピオゲルは角質剥離作用も抗菌作用も持つので、一つで白ニキビと赤ニキビの両方に効くという新薬です。
しかもベピオゲルは抗生物質ではなく耐性菌がつく可能性も低いため、その点はメリットです。
また、薬局で購入出来る市販薬では白ニキビに効く薬は無いように感じています。一応ペアアクネクリームが口コミでは人気がありますが、皮膚科でディフェリンゲルかベピオゲルを処方してもらった方が確実でしょう。
赤ニキビに効果的な薬はたくさんあって、オロナインを初め、クレアラシル・ビフナイト・テラコートリルなどがありますね。
両方とも潰すのはダメ
最後に、白ニキビも赤ニキビも潰すのはダメです。ネットで情報を集めていると潰すと早く治るといった意見も見つかりますが、もし失敗すればニキビ跡を残してしまうだけなのでやめた方が良いと思います。
ニキビ跡が残ってしまえば治療に年単位で時間がかかることになってしまうし、正しいケアで対処して予防出来るようにしなければ結局は症状を繰り返してしまうだけです。
潰すことで対処し続ければ少しずつ凸凹肌が増えるに決まっているので、潰すのはやめておいた方が良いと強くおすすめしておきます。
今回の記事で解説した的確な対処方法を実践していくことで短期間での解消も狙えます。症状が治るまで勝負だと思って、メイクで無理に隠そうとせずにセルフケアに集中出来ればさらに理想的です。
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